入日くん

本を年間約200冊読む内向的人間のちょっとした発信。夜になる前の入日の時間をお楽しみください。

「芸術はよく分からない・・・」で終わらせたらもったいない!「13歳からのアート思考」

アートの領域に止まらない「13歳からのアート思考」  

 

少しでも、クリエイティブな思考を身に付けたい、

と思い読んでみたのですが、とんでもなく面白い本で驚きました。

 

まず、なぜクリエイティブな思考を身に付けたい、と思ったかというと

 

ブログで、本を紹介する時に、もっと自分らしい紹介ができないか

と悩んでいたことがきっかけでした。

どうしても、平均的な感想を探そうとしている、自分の思考から

なかなか抜け出せないのです。

 

私が変えなければならないのは、そもそもの思考回路であり、

求めているのは、クリエイティブな思考に近いのではないか、と考えました。

 

実際に読んでみると、

これはまさに私が求めていた本だ・・・!

と、驚きを通り越して感動しました。

 

期待していた以上の、思考の変化と気付きがあり

これはもっともっと多くの人に読まれるべきだ、と思ったのでご紹介します。

13歳からのアート思考/末永 幸歩

 出版社: ダイヤモンド社

ISBN: 978-4478109182

発売日: 2020/2/20

楽天 kindle

 

「アート思考」と言いながらも、

アートの領域に止まらない思考について、

今の時代を生きる私たちが、考えてみましょう。

 

 

「アーティストのように考える力」は必要か?

この本で身に付く「アーティストのように考える力」とは、

「自分なりの答えを見つける力」です。

 

「アート思考」・「アーティストのように考える力」

「アート」という言葉によって、「アート」に興味が無い人々が、

「自分にはアーティストのように考える力は必要ない」と言って、

この本の前を素通りしてしまっているかもしれない

と思うと、とてももったいなく感じます。

 

「自分なりの答えを身に付ける力」である「アーティストのように考える力」は、

楽家や美術家、小説家を目指すような人だけに必要な力ではありません。

 

それは、今の時代を生きる私たちにこそ必要な力だと、

この本のプロローグでは語られています。

 

VUCA時代である現代には、正解がない

正解がないことには、なんとなく気がついていませんか?

これまで、求められているであろう正しい答えを発言すると、

「面白くない」「普通すぎる」と言われてしまったことはありませんか。

 

そこで求められているのは、今までに存在していた正解ではなく、

自分にしかない感性から、出てきたアイディアだということは、分かっています。

 

でも、正解を見つけることしかしてこなかった私には、難しく、

突然、全く知らない土地に、置き去りにされたような気分になってしまうのです。

自分の感性をつかむことは、実はとても難しいのだと思います。

 

正解がないって、どういうことなのだろう。

どうしたら正解を見つけることができるのだろう、

という疑問を解決しなければなりません。

 

VUCAという言葉を、聞いたことがありますか?

いわゆる「予測不能な状態」を意味する言葉で、

2010年以降に、世界の経済界で、使われるようになりました。

 

実は私は恥ずかしながら、この本を読んで、初めてVUCAという言葉を知りました。

10年も前から、世界の経済は予測不能になっていたのです。

VUCAは、以下の4つの単語から作られた単語です。

 

V olatility(変動性)

U ncertainty(不確実性)

C omplexity(複雑性)

A mbiguity(曖昧性)

 

この単語は、上の4つの要因により、経済が予測不能な状況にあるという時代認識を表していますが、

これは正解という概念も表しているのではないかと思います。

 

今の時代の正解がない、というのは、

正解は常に変動し、そして確実ではない、

さらに正解という概念は複雑になっていて分かりにくく、曖昧なものになっている。

ということだと考えられます。

 

この時代に、変化に合わせて「いち早く新しい正解を見つける」という方法に対して、

著者はこう述べています。

 

世界が変化するたびに、その都度「新たな正解」を見つけていくのは、もはや不可能ですし、無意味でもあるのです。(2020年 ダイヤモンド社 末永 幸歩「13歳からのアート思考」49pより引用)

 

変化に合わせて「新たな正解」を見つけるのが不可能な今、私たちが身に付けるべきなのが「自分なりの答えを身に付ける力」だということです。

 

「自分なりの答え」よりも、大事なのはその過程

本の内容に触れながら、「アート思考」について、ざっくりとご説明します。

著者はアートをひとつの植物に例えています。

 

作品が「表現の花」として、

それが咲くまでの長い過程を、「探究の根」としています。

 

「アート思考」は、この探究の根を、しっかりと張り巡らせるための思考です。

 

正解がない時代に必要なのは、

ひとつの、正解のように見える花ではなく、

それを生み出すまでの、長い長い根っこの部分が必要だということです。

 

根っこがしっかりと張り巡らされていると、

花が枯れても、また新しい花が生まれます。

 

正解がない時代に、ひとつの花しか生み出せなければ、

すぐに枯れてなくなってしまいますが、

 

いくつもの花を咲かせる能力(アート思考)があれば、

生き続けられる、ということです。

 

 

 私が「13歳からのアート思考」を読んだ後に捨てた過去の自分

 

学校の先生さようなら

 

私は昔から、人の顔色を伺い、

相手が求めている答えを、察して言っていました。

 

特にそれが顕著だったのは、学校の先生に対してです。

「良い生徒」であろうとして、正しいことを言うようにしていました。

 

その為、自分の感性を押し殺してしまったことを、

今ではとても残念に思っています。

 

しかし後悔していても始まらないので、

これからは、正しい・正しくないに捉われず、

自分の感性を掴む為に、探究の根を伸ばしていこうと思います。

 

もしも今、このブログを読んでいる人で、過去の私と同じように、

自分の素直な感覚に、蓋をしてしまっている人がいたら、

少しだけ勇気を出して、考え方を変えてみてほしいです。

 

「13歳からのアート思考」を読んでみてもいいかもしれませんし、

この本を読まなくても、「自分なりの答え」を見つけていいんだ、ということを

心に止めていてくれたら嬉しいです。

 

今までの私が、捉われていた学校の先生、さようなら。

 

13歳からのアート思考/末永 幸歩

楽天 kindle

 

 

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