入日くん

本を年間約200冊読む内向的人間のちょっとした発信。夜になる前の入日の時間をお楽しみください。

恩田陸「ドミノ」感想

恩田陸「ドミノ」

出版社: KADOKAWA

ISBN: 978-4043710010

発売日: 2004/1/23

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東京駅を舞台に、ドミノ倒しのように次々と連鎖していく出来事を描いています。

この小説は慎重に並べた牌のひとつを倒すことで始まる圧巻のショーです。 

 

完成したドミノが、予定通り綺麗に連鎖し倒れていくのを見ているようでもあるのに、

望まずに倒れてしまった牌を見ているようでもある、という二重の見方ができ、とても面白かったです。

 

一生懸命に並べている途中で

たったひとつが倒れてしまっただけなのに、

始まってしまうドミノ倒しって、無情ですよね・・・。

「止まってーーーー!」と叫ぶ誰の願いも届かない、

どんなに追いかけても追いつけない、

牌が切れるまで倒れ続ける・・・。

 

完成されたドミノが綺麗に倒れていき、

最後に素晴らしいフィナーレが待っているのか!という期待と、

 

頼むからもう止まってくれーー!!と、願いながら牌を追いかける、

 

どちらの感情も抱きながら、

止まらない物語の連鎖を追い続けてしまう

とても勢いのある小説です。

 

読み終わってから知ったことなんですが

なんと今年(2020年)に、

この「ドミノ」の続編が発売されているようです。

続編が出た年に「ドミノ」に出会ってしまうなんて、運命かもしれません。

「ドミノin上海」

続編は上海が舞台のようですね。

読み終わった後の興奮が蘇ってきました・・・。ぞわぞわ。

続編も読むしかありませんね。楽しみです。

恩田陸「ドミノin上海」

出版社: KADOKAWA

ISBN: 978-4041089088

発売日: 2020/2/4

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