入日くん

本を年間約200冊読む内向的人間のちょっとした発信。夜になる前の入日の時間をお楽しみください。

この小説が面白い!読書が楽しくなる本

もう読書なんてしたくない!!!

本を読むことに疲れを感じる原因はいくつかあります。

  • 集中力の低下
  • 体力の低下
  • 目の疲れ
  • 姿勢の疲れ
  • 内容が難しい、等

実際に、読書が好きで感想をSNSに載せている人でも、

読むのが疲れた、と感じたり、読んでいる本が全然進まなくなったりすることがあるようです。

 

もう疲れた、本なんて読みたくないと思った時

外で思いっきり身体を動かしてみたり、布団に潜り込んでゆっくりと休んでみたり、

本から一旦離れてみるのもひとつの手段です。

 

そういった気分転換をしてみても、やっぱり読書の疲労感がとれない場合や

疲れたけどどうしても本が読みたい気持ちが治まらない場合におすすめしたいのが、

 

読み進めずにはいられない本、

サクサクとページを捲れる本、を読む

 

ということです。

 

物凄く元気な時や、物凄く集中力がある時でも

読み進めるのが苦痛な本はあります。

それは内容が難しい場合もありますし、

その本との相性が良くない場合もあります。

 

疲れている時はそういう本は選ばない

というのも、ひとつの選択肢だと思います。

 

そこで今回は読書に疲れている時にも読みたい

ページを捲る手が止まらない小説を紹介したいと思います。

 

 

物語の中を走り抜ける本

伊坂幸太郎グラスホッパー

出版社: 角川書店角川グループパブリッシング

ISBN: 9784043849017

発売日: 2007/6/23

楽天 kindle

 

ページを読む手も興奮も止まりません。

ミステリー、サスペンス、様々な要素が交差してもう何だか分かりません

読了後の爽快感ひとつの世界にのめり込んだ気持ち良さにエンターテインメント性を感じたのでエンターテインメントとして紹介します。

 

殺し屋がたくさん登場します。

なぜこの小説は残酷さに勝る面白さがあるのか、と

疑問に思ってしまうほどのストーリー展開です。

 

主人公の人生と殺し屋達の人生、それぞれの苦悩が描かれ交差することで

どんどん勢いが増しながら後半に向かっていきます。

 

殺し屋全員含め、全ての登場人物が誰かに操られているような

恐ろしい巨大な力が襲ってきます

 

殺し屋達のそれぞれの人生が絡まりあい、騙して騙され、殺されていきます。

妻が亡くなった事故の真相が知りたい、と動き始めた主人公は、

とんでもない世界に足を踏み入れてしまいました。

 

主人公の奥さんへの想いに胸がぐっと詰まっても、

殺し屋達の人生に苦しんでも、

物語は待ってくれません

 

はらはらどんでん返し要素も所狭しに散りばめられており、

最後の最後までページを読む手が止まりません。

そして興奮も止まりません。

 

これだけの苦しみを巻き込みながらも

本当に気持ちが良い程の疾走感があります。

 

映画化もされているので映画を観た方もおられると思いますが、

 

小説でしか味わえない疾走感が爆発しているので、

ぜひ小説の方も読んでいただきたいです。

 

美しい中学生は恐ろしい

伊坂幸太郎「マリアビートル」

出版社: KADOKAWA

ISBN: 9784041009772

発売日: 2013/9/25

kindle

 

上でご紹介した「グラスホッパー」の続編です。

またもや殺し屋がたくさん登場します。が、

 

一際存在感のある人物が登場します。

 

王子という中学生、

もの凄く賢く、人を支配し操る事に喜びを感じる少年です。

 

ちなみに彼は殺し屋ではありません。

(殺し屋よりも恐ろしい可能性はありますが)

 

殺し屋達がそれぞれの恐ろしい仕事を遂行しようとする新幹線の中で、

王子は自ら巻き込まれにいきます。

早熟した王子の頭脳異常性

そして幼さ故の残酷さが殺し屋達を翻弄していきます。

 

プロの殺し屋と恐ろしい中学生の駆け引きに目が離せません。

 

王子は14歳の中学生ということに驚きですが、

彼の恐ろしさはこの年齢でないとあり得ないと、読み進めるうちに納得しました。

 

この「マリアビートル」、文庫を持った感触では

グラスホッパーの倍くらいあるのではないかと思ってしまう分厚さですが、

会話がかなりテンポ良く進んで行くので分厚さを感じることなく楽しむことができます。

 

熱い友情の証明は桃色ブリーフで

森見登美彦 「新釈 走れメロス 他四篇」

 

出版社: 祥伝社

ISBN: 9784396335335

発売日: 2009/10/15

amazon 楽天 kindle

 

この走れメロスでキーワードになっているのは、桃色ブリーフです。

ん??走れメロスってそんな話だったっけ・・・??

安心してください。友情、信頼、確かにそれがあります。

 

この話に出てくる熱い友情、信頼がどれほどのものかは、

この桃色ブリーフが証明してくれます。

 

走れメロス・桃色ブリーフ

面白さを伝えるにはこの2つの単語で十分なはずです。

 

 

と、誰もが一度は読んだことがあるか、

耳にしたことがある5つの物語が収録されています。

 

下線部①の気持ちを答えよ。

の答えを必死に探すような読み方を完全に忘れさせてくれる

これってありなのと思ってしまうような面白さが詰まっています。

 

変に解釈するのは止めにして、

純粋に楽しんで読んでほしい

そんな一冊です。

 

笑えない、だけど笑える本

有栖川有栖「作家小説」

出版社: 幻冬社

ISBN: 9784344405455

発売日: 2004/8/1

楽天 kindle

 

小説に襲われるような連作小説集です。

ひとつひとつの話は短いので、

手軽に読み始められます。

 

上に紹介した3冊の本とは少し色が違っています。

この小説は、取り込まれる恐ろしさを楽しむ本です。

 

本に、文字に、小説に取り憑かれていると感じることはありますか?

この小説に登場する人物は

全員取り憑かれています。

 

作家さん達の行き過ぎた様子だと思えば

ぞっとする面白さとは距離を置いて楽しむことができるでしょう。

 

しかし中にはそうではない方もいると思います。

その場合は、自分が陥るかもしれない恐怖と闘い、

物語に取り込まれながら楽しんでいただくのが良いかと思います。

 

そうやって小説を楽しんでいるうちに、

つい笑ってしまったとしたら

それはもう小説に取り込まれてしまっていると言えるでしょう。

 

この小説を爆笑と表現している帯があるのですが、

それを書いた人も確実に小説に魂を奪われている人だと思います。

 

爆笑できるかどうか、試してみてください。

 

 

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